日暮里から浅草へ・・・ウォーキング

【9/23 2003】

ASAKURA-03 台風一過の晴天に誘われて、下町散歩へ出かけた。予定では日暮里から上野界隈を歩いてみようと出掛けたのだが、予定は未定という言葉どおり、気の向くまま約5時間のウォーキングとなった。

JR日暮里駅西出口を出て、御殿坂をのぼる。あたりには上野寛永寺をはじめお寺が多数、谷中霊園もあり、お彼岸で銀座並みの人通りとなっていた。

坂の頂上付近、ポストのある交差点を左折、150mほどで最初の目的地「朝倉彫塑館」に到着。

台東区立 朝倉彫塑館
所在地:東京都台東区谷中7−18−10

ASAKURA-02 朝倉文夫のプロフィール

明治16年:大分県大野郡池田町に生れる。8歳のとき、朝倉宗家を継ぐ。
明治35年:(19歳) 竹田中学校を中退し、実兄の彫塑家渡辺長男をたより上京。彫塑を学ぶ。翌年、東京美術学校(現在の芸大)彫刻専科に入学する。在学中、海軍の三提督銅像製作に応募し、「仁礼景範像」が一等に当選する。これが肖像彫刻を手がけた最初である。
明治40年:(24歳)、同校彫刻科を卒業。
翌41年:第二回文展に「闇」を出品して二等賞(第一席)を受賞し、無名の青年作家朝倉は一躍世に知られる。また、忠実な自然観照により製作された「墓守」(第四回文展出品二等賞)は、彼の代表作となった。
以来、朝倉は自然主義的写実主義を貫き、日本の近代彫塑の技法を確立するとともに、大正5年には33歳にして文展審査員に任命される。
大正10年(38歳)には、東京美術学校教授に就任、昭和19年願いに依り退官するまで24年間の長期にわたり母校後輩の指導に当たった。このほか私邸(現朝倉彫塑館)においては、朝倉彫塑塾を開設する等、教育者として最も活躍した時代である。 生涯、驚異ともいうべき数の作品を制作するとともに、いずれの作品にも日本人らしい質量感を表現した。 昭和23年文化勲章受賞、昭和26年文化功労者となる。 昭和39年、81歳にて没す。
【台東区立 朝倉彫塑館パンフレットより】


ASAKURA-04 ASAKURA-05 ASAKURA-06
ASAKURA-07 ASAKURA-08
朝倉彫塑館
ホームページ

館内は撮影が禁じられて
いるため、 詳しくは 上記
ホームページ をご覧ください。

ASAKURA-01


上野、谷中、入谷界隈は台東区も「芸術・歴史の散歩道」と銘打ち観光に力を入れている。右の地図はクリックすると大きくなりますので、参考のためご覧ください。




また、朝倉文夫の故郷、大分県大野郡朝地町には「朝倉文夫記念館」 がある。


日暮里駅周辺

HIHORI-01
HIHORI-02
太田道灌騎馬像

JR日暮里駅東口のロータリーには大田道灌像があります。「回天一枝」の碑文は前鈴木俊一都知事の筆です。



日暮里繊維問屋街

ポリカジの名で,話題の繊維問屋街は、日暮里駅から三河島駅にかけてです。 デザイナーや若者が、服や、布材料の買い付けに多勢やってきます。下町の原宿です。
最近の若い人たちは「この世に一つ」「自分だけの服」を楽しんでいます。ここを歩けば、そんな夢が叶えられるのです。






ねぎし三平堂

SANPEI 東京都台東区根岸2−10−12

昭和の爆笑王、落語家故林家三平師匠の自宅。三平師匠の思い出の品々が展示されています。

開堂日:土曜・水曜・日曜
開堂時間 :午前11時〜午後5時
堂 長:林家いっ平
入道料600円

Official Site





根岸庚申塚

KOUSIN 東京都台東区根岸3-9

根岸小学校の塀の脇の庚申塔は、根岸田園にあったもので、都市化のはげしい地区ではめすらしい。
戻申塔は江戸時代はかなり作られた。 60日に1度回ってくる庚申の日には行ないを慎まないと神罰が当たるという信仰があったからである。
この当芦量となって人体に潜んでる神の分神が、夜になると抜け出して、神にその人の罪状を報告に行くといわれた。それを防ぐため 人々は集り、酒宴や歌、俳譜の会が徹夜で行なわれた。 その集まりがのちには庚申講となっている。 また三戸虫の出るのを防ぐため、帝釈天像や青面金剛像の絵を揚げたが、それがやがて石や塔にも刻されるようになり、庚申塔になっ た。


下谷鬼子母神

UNICA 鬼子母神を探してウロウロしていたら、「コア−マンション フリージオ上野」の看板を発見。

そういえば長男が話していた物件であった。御徒町に続いて下谷にも作ると言う事であったが・・・


東京ユニカのSITEへ

「凛」それは美しく誇り高い生き方。

JR「上野駅」徒歩8分 営団地下鉄日比谷線「入谷駅」徒歩2分



BOJIN-01
BOJIN-02
東京都台東区下谷1−12−16


「恐れ入谷の鬼子母神、びっくり下谷の広徳寺、そうで有馬の水天宮、志やれの内のお祖師様、うそを築地の御門跡」と古くから言われてきた、御存じ鬼子母神。

また朝顔市が有名で、毎年七夕の前後(7月6〜8日)3目間、境内から参道、沿道に朝顔を売る店が並び、東京の年中行事になっている。

「鬼子母神」を辞書で引いてみると

〔梵 Hart〕安産や育児の神。また、法華経護持の神ともされる。天女の姿をとり、胸に一子を抱いて左手を添え、右手には吉祥果(きちじようか)を捧げる。ときには鬼神形のものもある。もと幼児を食う悪女であったが、仏に自分の末子を隠されて親の心を知り、仏教に帰依(きえ)したという。きしぼじん。歓喜母。愛子母。訶梨帝母(かりていも)。鬼女。
とあった。


台東区立 一葉記念館

東京都台東区竜泉3−18−4

ICHIYO-02 ICHIYO-03 ICHIYO-04
台東区立 一葉記念館玄関脇の案内碑樋口一葉旧居跡

ICHIYO-01 一葉記念館建設までの経緯

名作「たけくらべ」の舞台となった竜泉寺町の人々は、一葉の文学業績を永く後世に遺すべく、有志相集い「一葉協賛会」を結成した。昭和24年には、戦災で失った菊池寛撰文「一葉記念碑」を小島政二郎補並びに書で再建した。

続いて昭和26年には、一葉記念公園に歌人佐佐木信綱の作並びに筆による「一葉女史たけくらべ記念碑」 を建設、さらに昭和35年には、塩田良平筆になる「一葉旧居跡碑」 を旧居跡に建立した。

協賛会は、残る大事業として記念館建設を目指し、有志会員の積立金をもとに、現在の用地(約二九〇u)を買収し、この用地を台東区に寄付して記念館建設を要請した。

台東区は、こうした地元住民の熱意に応えて、記念館建設を決定し、昭和36年5月11日開館に至ったのである。

【一葉記念館パンフより】

一葉記念館 Official Site


 鷲神社
東京都台東区千束3丁目18番7号

鷲神社は天日鷲命(あめのひわしのみこと)日本武尊(やまとたけるのみこと)をお祀りした由緒正しい神社です。 現在は「おとりさま」として一般にも親しまれ崇敬を集めており、また十一月の例祭も現在は「酉の市(とりのいち)」として広く知られています。

OOTORI

境内には、酉の市や近くに住んでいた樋口一葉にちなんだ歌碑が造られています 。

TORIJINJYA-02
  
樋口一葉歌碑
TORIJINJYA-06
   
本殿
TORIJINJYA-04
俳人其角の句碑
「春をまつことのはじめや酉の市」
TORIJINJYA-03
正岡子規の句碑
「雑閙や熊手押あふ酉の市」
TORIJINJYA-01
   
国際通りより本殿を臨む
TORIJINJYA-05
樋口一葉玉梓乃碑
師半井桃水に宛てた未発表の書簡文

 浅草へ

SENZOKU 日暮里駅を出てやがて四時間になろうとしている。足腰にかなりの疲労が感じられてきた。

千束の五差路だ。

このまま直進すれば、浅草の見慣れた街はもうすぐそこだ。

浅草公会堂、六区、花屋敷、浅草寺・・・立て看板はあと600mといっている。

ASAKUSA-01 ひさご通り商店街に入ると「江戸下町伝統工芸館」 があります。 東京都台東区には浅草寺(東京で一番古いお寺)や、上野の寛永寺があります。これら2つのお寺を中心に、上野・浅草界隈は江戸初期から下町文化が発達しました。当時、江戸指物や桐たんす、江戸提灯など多くの産業が盛んになり、徳川幕府の繁栄とともに全国から職人が集まりました。そのため、台東区は今も職人が多いのです。

「伝統工芸品」とは、手作業であること、100年以上の伝統的な技法で作られていること、原材料が「伝統的」なものであることを指しています。

たとえば「桐たんす」づくりは、まず原材料の桐を植えることから始まります。「東京桐たんす」は会津桐で作られることが多いのですが、5月下旬頃、会津の郷は桐の花で紫色に染まるそうです。

こうした貴重な文化や伝統を保護し、より多くの人に親しんでもらうため、台東区が無料で一般に公開しているのです。

ASAKUSA-02

  親の意見を 承知ですねて
曲がりくねった 六区の風よ
つもり重ねた 不幸のかずを
なんと詫びよか おふくろに
背中(せな)で泣いてる
唐獅子牡丹

高倉健が歌う「唐獅子牡丹」。その二番の歌詞にでてくる「六区」は、浅草六区のこと。明治6年(1873)に浅草寺域が浅草公園に指定され、のちに園地は一区〜六区に区分・整備されました。そのうち六区は、 明治36年(1903)に日本最初の常設映画館・電気館ができて、以後、東京の代表的な大衆娯楽地域の1つとなりました。現在は道も広くなり、昔ほどの賑わいはありません。なんといっても映画の呼び込みは楽しいものだったのですが。


TOPページへもどる




SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送