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京成柴又駅



「私、生まれも育ちも葛飾、柴又です。帝釈天で産湯をつかい・・・」

8月4日はフーテンの寅さんこと、渥美清さんの命日です。

そこで寅さんのふるさと柴又を訪ねてみたら、京成柴又駅前で有名なこのセリフが聞こえてきた。

名調子で口上を披露していたのは、いでたちも寅さんそっくりの野口陽一さん。

金町に住み、サラリーマンのかたわらボランティアで月2回、柴又の無料ガイドを行っている。

隣にはちゃんと妹"さくら"もいて、こちらは松尾栄子さんが埼玉県朝霞市から駆けつける。

野口さんが"寅さんガイド"を始めたのは、渥美さんが亡くなった直後の平成8年のことだ。

「当時はまだ銅像もないし、寅さんがいなくなった柴又は寂しかった。じゃあ、僕が寅さんになってガイドしてやろうと」

でも、当初は変人扱いされ、なかなか観光客も集まってこない。それが2年目に松尾さんが加わって、徐々に浸透。

今ではすっかり地元の人気者だ。

ガイドコースは、駅から参道を通って帝釈天、矢切の渡し、寅さん記念館まで。

途中、団子屋さんに飛び込んでみたり、突然のモノマネ芸を見せたりのお笑い道中だが、

要所要所の歴史的な解説は元バスガイドの松尾さんが担当。

こうして、寅さんとさくらの寸劇なども楽しみながら、ガイドは約2時間で終了する。

ガイドは毎月第2,4土曜日、午前11時半に柴又駅前を出発。

平成12年8月2日:東京新聞より

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